バイク乗りの天敵、それは雨。
雨の中を走るのは楽しくないしバイクは汚れるし、なにより普段と比べて転倒や事故の危険度が増します。
しかし、通勤やツーリング中の突然の雨に遭遇してしまったときなど、どうしても雨から逃げようがないときもありますよね。
そこで本記事では、雨の日でもできるだけ快適・安全に走るための装備・対策を解説します。
- どうしても雨の日にバイクに乗る必要がある
- 雨の日でもできるだけ安全・快適にバイクに乗りたい
- 運悪く雨に降られたとしても被害を最小限にしたい
雨の日でも快適・安全に走るための装備・対策
雨の日でもできるだけ快適・安全に走るための装備・対策は以下の4つです。
- バイク用のレインウェア
- ヘルメットはフルフェイスかジェット
- 防水対応のライディングシューズ
- グローブ用の防水カバー
それでは、それぞれの装備・対策について解説していきます。
バイク用のレインウェア
普通のレインコートではなく、バイク用のレインウェアを用意しておきましょう。
なぜなら、バイクに乗っているときでは普通のレインコートの効果がほとんどないからです。
普通のレインコートは、上から降る雨に対して歩いている人が濡れないように作られています。
いっぽう、バイクに乗っているときに雨がかかる方向は、上からにくわえて前からかかってくるので、前開きタイプが多いレインコートは前から雨が侵入してしまうのです。
そのため、バイクに乗っている状態を考えて作られているバイク用レインウェアを持っておくとよいでしょう。
普段のサイズよりも気持ち大きめを選んだほうがよい
レインウェアは、普段来ている服のサイズよりもやや大きめを選びましょう。
レインウェアは普段のライディングジャケットやパンツの上に着るものなので、ジャストサイズを選ぶと、いざレインウェアを着たときに着ぶくれしてしまい、動きにくくなってしまうことがあります。
特に冬はたくさん重ね着をすることもあり、レインウェアはふだん着ているサイズよりもやや大きめがおすすめです。
意外と濡れやすいのが服の袖(そで)と裾(すそ)!
ジャストサイズだと袖と裾がはみ出てしまうかも。
ヘルメットはフルフェイスかジェットヘルメット
ヘルメットはフルフェイスもしくはシールド付きのジェットヘルメットがよいでしょう。
ヘルメットのすき間がないので、顔や頭部が濡れにくいです。
ただし、雨の日はシールドが曇ることがあるので、シールドにあらかじめ曇り止めスプレーを吹き付けておくか、ピンロックシートを貼ったりして曇り止め対策をしておきましょう。
ピンロックとは、シールドの内側にもう1枚シールドを貼ることで、シールド内の曇りを発生しにくくするヘルメット用品。
各ヘルメットのメーカー純正品が多いですが、近年は汎用タイプも販売されています。
シールド外側にはあらかじめ撥水(はっすい)対策をしておくのがおすすめ。
シールドについた水滴は、車のようにワイパーで取り除くことができないので、グローブで水滴を拭っていると、そのうちグローブにも雨水がしみ込んでしまいます。
そのため、あらかじめ撥水スプレーを吹き付けておき、クリアな視界を確保しましょう。
防水対応のシューズ
ライディングシューズは、できれば防水対応のものを選んでおくとよいでしょう。
ブーツタイプだと足首から雨が浸入して濡れることもないので、防水効果はとても高いです。
なお、レザーのブーツは見た目的にもかっこよく完全防水のように見えますが、実は縫い目のステッチから雨水がじわじわとしみ込んでくるので、ご注意ください。
完全防水仕様であるかを確認したうえで購入しましょう。
↑こちらは私自身でも購入した防水対応のライディングシューズです。
パッと見はスニーカーっぽいので、カジュアルに履けるところがGood。
履き心地がよくクッション性もあるので、多少歩いても足が痛くなりません。
防水だけど、夏場に履いていても蒸れることはないですよ!
グローブ用の防水カバー
グローブも完全防水のものを最初から選ぶとよいのですが、グローブは構造上どうしても縫い目が多く、完全防水のグローブははかなり少ないです。
現状では、替えのグローブをもう一つ持っていくか、普通のグローブの上からはめる防水カバータイプをオススメします。
ナックルガードも効果あり
ナックルガードは、走行中に前面からかかる雨を防いでくれます。
「前からだけか」と思いがちですが、停止中に上からかかる雨よりも前からかかる水量のほうが多いので、実は効果がとても高いです。
防寒対策としても効果がありますし、バイクによってはドレスアップ効果で一石二鳥にも三鳥にもなるので、ナックルガードは意外とコストパフォーマンスが高いおすすめのバイク用品です。
まとめ
本記事では、雨の日に少しでも快適・安全に走るための装備・対策を解説しました。
- バイク用のレインウェア
- ヘルメットはフルフェイスかジェット
- 防水対応のライディングシューズ
- グローブ用の防水カバー
これらの装備をしたとしても、雨の日は路面のコンディションが悪いので、晴れているときとまったく同じように走れるというわけではありません。
雨の日はいつも以上に気をつけて、安全運転でバイクライフを楽しんでいきましょう!