MT-25のマフラーを交換したいけど、どんなマフラーがあるのかわからない!
おすすめを教えて~
バイクの定番カスタムといえば、マフラーの交換ですね。
MT-25やMT-03は人気車種なので、スリップオンマフラーだけでも各種パーツメーカーからたくさん開発・販売されています。
選択肢が多くてうれしい反面、逆にどれを選んでいいかわからなくなってしまいますよね。
そこで、本記事ではMT-25・MT-03におすすめの社外スリップオンマフラーを紹介します。
この記事を読むことで、各メーカーから発売されているマフラーの特徴がわかり、比較したうえで自分に合ったマフラーを選べるようになります。
おすすめするマフラーの前提条件
今回おすすめするマフラーの条件を以下のとおりとします。
JMCA認証マフラーであること
JMCA認証とは、法の規制値に定められた騒音や排気ガスの測定値をクリアしたもの、要するに公道を走ってもOKな証です。
交換が簡単なスリップオンとする
エキゾーストパイプはノーマルのままで、サイレンサー部分のみを交換するタイプのマフラーです。
比較的かんたんにマフラー交換作業ができます。
※フルエキゾーストタイプもよいマフラーがたくさんありますが、選択肢が多くなりすぎてしまうので今回は除外します。
MT-25・MT-03におすすめのスリップオンマフラー
この記事で紹介するスリップオンマフラーは、以下6つのメーカーです。
- ワイズギア
- AKRAPOVIC(アクラポビッチ)
- OVER Racing(オーヴァーレーシング)
- ヨシムラ
- WR’S(ダブルアールズ)
- BEAMS(ビームス)
それでは、各メーカーのマフラーについて紹介していきます。
ワイズギア
ワイズギアはヤマハ発動機のグループ企業で、ヤマハのバイクの様々なパーツやアクセサリーを開発・販売しています。
純正パーツの位置づけなので、もちろん高品質。
ワイズギアから発売されているマフラーは、PRUNUS(プラナス)という製品です。
純正にもかかわらず攻めたデザインが最高にかっこよく、カーボン調のマフラーカバーが高級感のアップに一役買ってくれます。
形状的には、フェンダーレスキットとの相性もGood。
サウンドはYSP刈谷さんがアップしてくれている動画でチェックできます。
MT-03のマフラーサウンドはこちら↓
ワイズギアのマフラー仕様・価格
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AKRAPOVIC(アクラポビッチ)
マフラーといえばこれ!というくらい有名なAKRAPOVIC(アクラポビッチ)は、ヨーロッパにおける最大級のエキゾーストメーカーです。
車種によっては、純正オプションとして採用されているほど品質・性能が高いです。
AKRAPOVICから発売されている製品は、以下の2つです。
- スリップオンライン GPタイプサイレンサー
- スリップオンライン カーボンエンド
レース仕様のモデルもあるので、間違えないように注意しましょう。
公道使用不可ですし、けっこう爆音なので。
スリップオンライン GPタイプサイレンサー
レーシーなルックスで、とてもかっこいいです。このマフラーを買うか最後まで悩みました。
アイドリングも走行中もいいサウンドです。
この動画では、YSP横浜戸塚の島田さんがじっくりレビューされていて、とても参考になります。
スリップオンライン カーボン
こちらはオーソドックスなタイプながら、カーボンが美しいですね。
見た目どおりの上質なサウンドを奏でてくれます。
AKRAPOVICマフラーの仕様・価格
ショップを見る | 対応年式 | 品名 | 素材 | 重量 (ノーマル2.8kg) | 近接/加速騒音 | 定価(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
全年式 | スリップオンライン GPタイプサイレンサー | ステンレス | 0.9kg | 93db? | 49,500円 | |
全年式 | スリップオンライン カーボン | ステンレス | 1.5kg | 93db? | 78,100円 |
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なお、ヒートシールド(マフラーカバー)は別売です。
カーボン調でかっこいいので、マフラーと合わせてつけることを強くおすすめします!
OVER Racing(オーヴァーレーシング)
鈴鹿サーキットのお膝元である三重県鈴鹿市で、バイクのさまざまなカスタムパーツを製造・販売しているメーカーです。
車体の年式(旧型と新型)で商品の型番が異なるので、気をつけてください。
逆に考えれば、各年式における最適な調整がされているということですね。
OVER Racingから発売されている製品は、以下の5つです。
- TT-Formulaフルチタン
- TT-Formula RS フルチタン
- TT-Formula RS+PRO フルチタン
- GP-PERFORMANCE RS フルチタン
- ツインチタンメガホン
TT-Formulaフルチタン
オーソドックススタイルのサイレンサーです。
サイレンサー容量が大きいので、重低音かつジェントルなサウンド。
近接騒音値が89dbなので、ノーマルマフラーよりも音量が抑えられます。(ノーマルは90db)
サウンドが聞ける動画はこちら。
TT-Formula RSフルチタン
マフラーエンドがRSという種類のモデルです。
切り落とされたようなマフラーエンドと計算された焼き色がとてもスタイリッシュ。
TT-Formula RS+PRO フルチタン
TT-Formulaシリーズの最終進化形といえるRS+PROモデル。
最新型だけあって秀逸なデザインです。しかし、対応する車種は新型のみになります。
近接騒音はノーマルマフラーの90dbよりも低い87db。
GP-PERFORMANCE RS フルチタン
ショートタイプのサイレンサーです。
ビジュアル、サウンドともにレーシーで、乗り手をうっとりさせてしまいますね。
ツインチタンメガホン
片側2本出しのトリッキーなデザインがとてもいいですね。
高回転のほうがいいサウンドを奏でる設計になっており、動画からもその官能的なサウンドがわかります。
OVER Racingマフラーの仕様・価格
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ヨシムラ
カタカナで「ヨシムラ」のロゴがついているマフラーを見かけたことがある人は多いはず。
バイクだけでなく、自動車の部品や用品も開発・販売しており、レース界隈でも有名です。
1978年に始まった鈴鹿8耐では、あのホンダを制して第1位に輝いています。
そんなヨシムラから発売されている製品は、以下の2つです。
- R-77S サイクロン カーボンエンド EXPORT SPEC
- R-11 サイクロン 1エンド EXPORT SPEC
R-77S サイクロン カーボンエンド EXPORT SPEC
いわゆる「ヨシムラサイクロン」と呼ばれるマフラー。
マフラーエンドがカーボン加工されているタイプです。
画像はステンレスタイプですが、サイレンサーの材質はステンレス・メタルマジック・チタン・チタンブルーのバリエーションがあるので、好みに合わせたタイプがチョイスできますね。
動画のマフラーはサイレンサーがメタルマジックカバーです。
R-11 サイクロン 1エンド EXPORT SPEC
先端に向けて徐々に太くなるサイレンサー、斜めに切り落とされたようなマフラーエンドがとてもクール。
ヨシムラマフラーの仕様・価格
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WR’S(ダブルアールズ)
WR’Sは大阪に本社工場を構える、バイクマフラーに特化したメーカーです。
発売されている製品は、以下の4種類。
- ラウンド
- ショートオーバル(S.O.V)
- チタンオーバル(ST-OVAL)
- SS-OVAL
さらに、素材もチタン、カーボン、焼き色仕様などから好きな組み合わせをチョイスできます。
価格が比較的リーズナブルなのも嬉しいところですね。
なお、WR’SのマフラーはMTとYZFシリーズのマフラー型番が異なるので、YZFユーザの方はご注意ください。
ラウンドタイプ
ステンレス、カーボン、焼き色チタンが選べます。(画像はステンレス)
サウンドチェックはこちら!
ショートオーバル(S.O.V)タイプ
ステンレス、チタン(ソリッドカラー)、焼き色チタンのバリエーションが選べます。
画像は2022年1月に新発売となったステンレスです。
サウンドチェックはこちら!
こちらの動画では、ケニー佐川さんがレビューされています!
チタンオーバル(ST-OVAL)タイプ
ソリッド、焼き色のバリエーションが選べます。(画像はソリッドタイプ)
SS-OVALタイプ
ソリッド、焼き色のバリエーションが選べます。(画像は焼き色タイプ)
新型にのみ対応。
アルミ製のヒートガードは別売ですが、マフラーの付け根が引き締まるので、合わせてつけたいですね。
WR’Sマフラーの仕様・価格
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BEAMS(ビームス)
BEAMSは、大阪府豊中市でバイクマフラーやカスタムパーツを製造・販売しているメーカーです。
業界トップクラスの生産設備を持つ工場のメリットを活かし、コストパフォーマンスの高い製品を製造しています。
R-EVO スリップオン ヒートチタンサイレンサー
ノーマルマフラーよりも音量は上がっていますが、落ち着いた重低音が奏でているイメージです。
公式のサウンド動画はこちら↓
R-EVO スリップオン ステンレスサイレンサー
サイレンサーの素材がステンレスのバリエーション。
チタンよりはやや重量がありますが、価格面ではステンレスのほうが安くなります。
BEAMSマフラーの仕様・価格
ショップを見る | 対応年式 | 品名 | 素材 | 重量 (ノーマル2.8kg) | 近接/加速騒音 | 定価(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
2016~2019年型 | R-EVO スリップオン ヒートチタンサイレンサー | チタン | 1.45kg | 91db/- | 55,000円 | |
R-EVO スリップオン ステンレスサイレンサー | ステンレス | 1.75kg | 91db/- | 47,300円 |
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MT-25/MT-03おすすめマフラーの全メーカーを比較
今回紹介したマフラーの重量・音量・価格で比較できるよう、一覧にしました。
メーカー | マフラー | 重量 | 近接/加速騒音 | 定価(税込) |
---|---|---|---|---|
ワイズギア | PRUNUS | 1.0kg | 93/- | 39,600円 |
AKRAPOVIC | スリップオンラインGPタイプ | 0.9kg | 93/- | 49,500円 |
AKRAPOVIC | スリップオンライン カーボン | 1.5kg | 93/- | 78,100円 |
OVER | TT-Formulaフルチタン | 1.55kg | 89/77 | 75,900円 |
OVER | TT-Formula RSフルチタン | 1.55kg | 89/77 | 75,900円 |
OVER | TT-Formula RS+PRO フルチタン | 2.18kg | 87/75 | 96,800円 |
OVER | GP-PERFORMANCE RS フルチタン | 1.2kg | 93/79 | 69,300円 |
OVER | ツインチタンメガホン | 1.0kg | 93/77 | 63,800円 |
ヨシムラ | R-77Sサイクロン カーボンエンド EXPORT SPEC | 1.7kg | 92/78 | 61,600円~ |
ヨシムラ | R-77Sサイクロン 1エンド EXPORT SPEC | 1.8kg | 92/78 | 79,200円~ |
WR’S | ラウンドタイプ ステンレス | 1.9kg | 90/76 | 44,000円 |
WR’S | ラウンドタイプ カーボン | 1.6kg | 90/76 | 53,900円 |
WR’S | ラウンドタイプ 焼き色チタン | 1.7kg | 90/76 | 53,900円 |
WR’S | ショートオーバル(S.O.V)ステンレス | 1.3kg | 93/79 | 42,900円 |
WR’S | ショートオーバル(S.O.V)チタンソリッド | 1.2kg | 93/79 | 47,300円 |
WR’S | ショートオーバル(S.O.V)チタン焼き色 | 1.2kg | 93/79 | 49,500円 |
WR’S | チタンオーバル(ST-OVAL)ソリッド | 1.8kg | 90/76 | 58,300円 |
WR’S | チタンオーバル(ST-OVAL)焼き色 | 1.8kg | 90/76 | 62,700円 |
WR’S | SS-OVAL ソリッド | 1.68kg | 90/76 | 63,800円 |
WR’S | SS-OVAL 焼き色 | 1.68kg | 90/76 | 68,200円 |
BEAMS | R-EVO スリップオン ヒートチタンサイレンサー | 1.45kg | 91db/- | 55,000円 |
BEAMS | R-EVO スリップオン ステンレスサイレンサー | 1.75kg | 91db/- | 47,300円 |
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一覧化にあたり、以下の基準で1位を赤字、2位青字、3位緑字で表現しました。
- 重量:もっとも軽量
- 音量:もっとも静か
- 価格:もっとも安い
迷ってしまったら、コスパが高いワイズギアのプラナスか、最軽量で有名ブランドAKRAPOVICのGPタイプがおすすめ!
まとめ
本記事では、MT-25/MT-03におすすめのスリップオンマフラー6メーカーを紹介させていただきました。
- ワイズギア
- AKRAPOVIC(アクラポビッチ)
- OVER Racing(オーヴァーレーシング)
- ヨシムラ
- WR’S(ダブルアールズ)
- BEAMS(ビームス)
どのマフラーもそれぞれ甲乙つけがたい魅力があるので、ぜひ自分のお気に入りを見つけてみてください。
以上、参考になれば幸いです!