バイクの盗難件数は年々減少していますが、それでも2022年の統計では全国で約7,900件もの盗難が発生しており、盗難対策は必要不可欠です。
そんな中、盗難対策のやりすぎも逆によくないのでは、と思う人も一部いるようです。
しかし、盗難を防ぐためには盗難対策は必要不可欠であり、ほどほどでいいなんてことはありません。
そこで本記事では、バイク盗難の現状や盗難対策の必要性、効果的な対策方法をくわしく解説します。
- バイク盗難に対する対処方法がわかり、愛車を盗難から守ることができるようになる
- 適切でコスパのよい盗難対策の組み合わせがわかるようになる
バイク盗難の現状と危険性
バイクの盗難は年々減少傾向にありますが、2022年に発生したバイク盗難件数は7,900件(警察庁の犯罪統計から)を超えており、まだまだ多くのバイクが盗難されている状況です。
盗難されたバイクを取り戻せる可能性は全国平均で約39%というデータがあり、6割以上の人は返ってこないことになります。
運よく取り戻せたとしても、一部破損していたりパーツがなくなっていたりして、盗難される前の状態で戻ってくることは期待できません。
このことから、バイクを盗まれないようにしっかりと対策しておくことはとても重要です。
【関連記事】バイク盗難のくわしい実態と盗難が多い都道府県ランキングはこちら
バイクの盗難対策はやりすぎなくらいでOK
バイク盗難の現状から考えると、盗難対策はやりすぎかなと思うくらいで構いません。
窃盗犯の立場で考えると、盗むのに時間がかかればかかるほど人に現場を見られて通報される可能性が高まるからです。
複数の対策を組み合わせておけばそのぶん解除に時間と手間がかかるので、「このバイクは盗むリスクが高いからやめておこう」と思わせることができればこちらの勝ちです。
このように、盗むのが面倒と思わせるような対策を普段からしておくことで、盗難の可能性は低くなるでしょう。
ハンドルロックしかしていないのは危険!
複数の盗難対策を組み合わせるのがオススメ
盗難防止対策には、おもに以下のアイテムがあります。
- チェーンロック
- アラームロック
- U字ロック
- ディスクロック
- GPSトラッカー
- バイクカバー
このように盗難防止のアイテムにはさまざまな種類がありますが、それぞれの対策は完璧ではありません。
これらのアイテムを組み合わせて使うことで、より効果が高まります。
ただし、考えなしにロックをやたらたくさんつけてしまうと、盗難リスクは低くなるものの、バイクに乗るときにロックを外す作業がとても面倒くさくなってしまいます。
その結果、バイクに乗ること自体が少なくなっては本末転倒です。面倒くさくなって逆にロックをつけなくなってしまう可能性だってあるでしょう。
そのため、効果の高いアイテム同士をうまく組み合わせて使うことが重要です。
おすすめの組み合わせアイテム
盗難防止効果が高く、コスパも高い盗難対策の組み合わせはこちらです。
- バイクカバー+チェーンロック+アラームつきロック
この組み合わせをすることで、もし盗難されそうになっても以下の順番で防ぐことができます。
- バイクカバーで車体を隠すことにより、盗難する価値があるバイクかを判断させない。
- チェーンロックをバイクカバーの穴に通しながら地球ロック(※)で固定し、バイクカバーをめくられないようにしながらチェーンを切断しないと盗めないようにする。
- チェーンロックを切断しようとしたときの振動でアラームを鳴らす。
地面に固定されて動かすことができないポールやガードレールなどとバイクを一緒にロックすること。
ツーリング先などで駐車するときは、さすがに全部を持ち運びするのは大変。
そのため、持ち運びしやすいアラームつきロックやディスクロックを持っていくのがおすすめです。
おすすめのチェーンロック
最強のチェーンロックなら、アブスです。
セキュリティレベルが1~15まで定められているところ、アブスはなんと最高の15。
合金鋼でできており、非常に頑丈です。
デイトナのチェーンロック「ストロンガーチェーンロック」は、値段と性能のバランスがよく、コストパフォーマンスに優れています。
見た目もずっしりと「チェーンロックをつけている」アピールになるので、つけているだけでも盗難防止の効果があります。
カギ1本で2つのロックを管理できるU字ロックとのセットも気になるところです。
おすすめのアラームつきロック
最強のチェーンロックを手掛けているアブスのアラーム搭載ディスクロック。
アブス独自の3D傾斜センサーが採用されており、バイクの振動を感知して100dbの大音量でアラーム音が発せられます。
100dbはガード下で電車が通り過ぎるくらいの音なので、相当うるさいですね。バイクのマフラー規制値94dbよりも大きい音です。
コミネのリーズナブルなアラームディスクロックです。
アラーム待機状態で1回振動を感知するとアラームが3回鳴り、続けて振動を感知するとアラームが鳴り続けるようになっています。
こちらは110dbで、自動車のクラクションくらいの大音量!
おすすめバイクカバー
バイクカバーは有効な盗難対策であり、かつ雨風から車体を守ってくれますが、カバーをかけたり外したりするのがけっこう面倒。
そのため、私がおすすめするバイクカバーがこちらです。
カバーをかけるときはフロント側のファスナーを全開にして、リヤからフロントへ羽織るようにバイクへかけて、ファスナーを閉めれば完了。
フロント側が青地なので、前後がわかりやすいところも高ポイントです。
チェーンロックを通すホールも空いているので、もちろん盗難対策にも向いています。
【関連記事】バイクカバーをかけるのが面倒くさい人におすすめカバー3選の紹介記事はこちら
バイク用のレンタルガレージに保管する
おすすめの盗難対策の組み合わせを紹介しましたが、実はもっと楽な方法があります。
それは、バイク用のレンタルガレージにバイクを保管すること。
レンタルガレージにはこんなにメリットがあります。
- コンテナにバイクを収納するので、風雨から守られてキレイな状態のバイクを保てる
- 鍵付きのシャッターに加え、防犯カメラを設置しているところも多く、盗難リスクが極めて低い
- バイクカバーやチェーンロックの脱着作業から解放される
- バイクと一緒にバイク用品も置いておけるので、コンテナ内でのメンテナンスも可能
※メンテナンスOKかは念のためコンテナ会社に確認しましょう
唯一のデメリットは、レンタルガレージの数があまり多くないので、自宅からガレージまで遠いことが多いところです。
もし近所に空いているレンタルガレージがあればかなりラッキー!埋まってしまう前に確保しましょう。
私も契約していたことがありますが、満足度はかなり高かったです!
\★賃料が最大6ヵ月半額になるキャンペーン実施中!/
\★物件により最大6ヵ月半額キャンペーンあり!/
やりすぎても盗まれない可能性はゼロではない
盗難対策アイテムを適切に組み合わせて使うことによって、バイクが盗まれる可能性を低く抑えることができます。
しかし、不幸にもプロの窃盗団に目をつけられてしまったら、いくら対策しても盗まれるときは盗まれてしまいます。
彼らは油圧カッターなどの電動工具を使ったりすることで、頑丈なロックでも切断してしまうのです。
さらに頑丈なロックを追加するのも一つの手ですが、追加で高額なロックをたくさんつけるくらいなら、盗難保険への加入を検討してみましょう。
盗難保険に加入しておけば、万が一バイクが盗難されても保険会社から一定の補償が受けられるので、金銭的なダメージはもちろん精神的なダメージもかなり軽くなります。
おすすめのバイク用盗難保険は、ZuttoRide Clubです。
例えば補償額30万円のプランなら、1日あたり約35円の保険料でOK、パーツのみの盗難やカギ穴へのいたずらにも対応。
高額なロックをたくさん買うよりもコスパがいいのでは!?
【関連記事】バイクの盗難保険に加入すべきかの解説とおすすめの盗難保険をこちらで紹介しています
バイク業界トップクラスの盗難保険・ロードサービス【ZuttoRide Club】
3つの強力な盗難補償があり、全27種類のプランから自分に合ったプランが選べます!
- バイク盗難保険:最大300万円まで補償
- パーツ盗難保険:最大20万円まで補償
- カギ穴いたずら補償:最大5万円まで補償
★毎月会員限定のプレゼント抽選実施中!
まとめ:適切な盗難対策で愛車を守ろう
本記事では、バイク盗難の現状や盗難対策の必要性、効果的な対策方法を解説しました。
- バイクの盗難対策はやりすぎと思うくらいでもOK
- 適切な盗難対策の組み合わせはバイクカバー・チェーンロック、アラームロック
- 近所にあればバイク用のレンタルガレージへの保管がおすすめ
- 盗難保険で盗難されたときでも安心
適切な盗難対策を行い、愛車を窃盗犯から守ることで楽しいバイクライフを過ごしましょう。