冬のバイクは寒すぎて乗るのをためらっちゃう…
真冬でも快適にバイク乗れるグッズはないのかな?
バイク乗りにとって冬は過酷でしんどい季節。バイクに乗りたくても、寒すぎて乗ることをためらってしまいますよね。
天気予報を見て「今日は暖かそう」と思っても、バイクに乗ったときは走行風により体感温度がかなり低くなります。
何も対策せずに走り始めてしまうと、寒さで手足の感覚がなくなってきたり、体が硬直してしまうことにより、最悪は事故を起こしてしまう可能性だってあります。
そこで本記事では、冬でもバイクでの通勤やツーリングを快適に過ごすための対策を解説し、防寒対策にオススメのバイク用品・グッズを紹介します。
本記事を読むことで、真冬でも快適にバイクへ乗るための対策がわかり、安全な通勤やツーリングを楽しめるようになります。
冬のバイクの寒さ対策は6つ
冬の防寒対策でもっとも重要なことは、「いかに走行風を防ぐことができるか」という点です。
ウェアの中を暖かく保つことはもちろんですが、そのうえで冷風をどれだけ防げるかで快適さが変わってきます。
それでは、防寒対策を次のとおり体の部位別で解説していきます。
- ヘルメット周り
- 首周り
- 手と指先
- 上半身
- 下半身
- バイク側
ヘルメット周りの防寒対策
冬にかぶるヘルメットは、顔全体を外気から守れるフルフェイスやシステムヘルメットがおすすめです。
シールドのすき間がないので、冷風がヘルメット内に入ってくることがありません。
ヘルメットのベンチレーション(通気口)は閉じて、暖かい空気を逃がさないようにしましょう。
ただしベンチレーションを全閉にすると、外気温とヘルメット内の温度差により、シールドが曇りがちになります。
そのため、シールドの曇りを抑えるためにピンロックシートを貼り付けるか、曇り止めスプレーを使用して、曇り止め対策をしておきましょう。
ピンロックとは、シールドの内側にもう1枚シールドを貼ることで、シールド内の曇りを発生しにくくするヘルメット用品。
各ヘルメットのメーカー純正品が多いですが、近年は汎用タイプも販売されています。
首周りの防寒対策
首周りは皮膚が薄く、かつ体の表面近くに太い血管が通っているので、首周りが冷えると体全体が冷えやすくなります。
いっぽうで、首は装備のつなぎ目にあたる部分なので走行風が入り込みやすい箇所。冷風が入り込まないように装備を整えることで、体感温度がかなり変わります。
首周りには、ネックウォーマーやフェイスマスクで首からの冷風を防ぐのが効果的です。
手と指先の防寒対策
バイクに乗っているとき、手と指先はダイレクトに風を受けています。
手と指先を暖かくしていないと指先から感覚がなくなっていき、バイクの操作に支障がでてしまうので、バイク用のウインターグローブを装備しましょう。
バイク側には、グリップ部分を暖めてくれるグリップヒーターの取り付けがおすすめですが、さらにナックルガードを装着することで冷風が直接手に当たるのを防いでくれるので、グリップヒーターの効果が倍増します。
コスパを重視するならハンドルカバーという選択肢もあり。
見た目はどうしても犠牲になってしまいますが、引き替えにかなりの暖かさを得ることができます。
特に、グリップヒーターとハンドルカバーの組み合わせは、実質コタツです。
以下の記事で、手と指先の防寒対策をまとめていますので、よろしければ合わせてご覧ください。
上半身の防寒対策
冬用のアウターは、やはりバイク用のライディングジャケットが有効です。
バイク用ではないふつうの防寒着は、常に走行風を受けることに適さない作りになっています。
特にそでの長さは、バイクに乗っている姿勢だと短くなってしまうため、そでから冷風が入り込んでしまいます。
その点バイク用のジャケットは、防風性能の面やバイクの乗車姿勢に合わせて設計されているので、やはり快適さが違います。
冬用のインナー
冬用のインナーとしてユニクロのヒートテックを着ている人も多いと思います。
もちろんヒートテックも高機能なインナーですが、冬のバイク用にはもっと適したインナーウェアがあります。
以下の記事でおすすめ防寒インナーをまとめていますので、よろしければ合わせてご覧ください。
下半身の防寒対策
下半身の防寒は意外と油断しがちですが、上半身と同じくらい気にしたほうがいいです。
コタツに入ると暖かいように、下半身を保温することで寒さの感じ方がかなり変わります。
そのため、下半身のほうもインナーパンツなどで防寒対策をしましょう。
インナーパンツは防風性を気にして選ぶと、保温性に差が出ます。
バイク側の防寒対策
ウェアだけでなく、バイク側でも防寒対策をしておきましょう。
バイク側での防寒対策も、ウェアと同じく「いかに風を直接受けないか」です。
そこで効果的なのがウインドスクリーン。
サイズが大きいほど体に受ける風を軽減してくれます。
特にネイキッド型のバイクなら、スクリーンの恩恵を強く感じられるでしょう。
また、スクリーンにはドレスアップ効果もあるので、コストパフォーマンスが高いおすすめパーツの一つです。
ヤマハMT-25・MT-03乗りの方であれば、以下の記事でおすすめスクリーンをまとめていますので、参考にしてください。
電熱アイテムはかなり快適
グローブやインナーウェアを始めとして、電熱アイテムはここ数年で増えました。
正直、めちゃくちゃ暖かいです。一度体感したら、もう電熱アイテムなしではバイクに乗れなくなってしまうほどです。
電源の種類は、バッテリー給電タイプとバイクから直接電源供給するタイプの2種類があります。
わずらわしい配線が不要なので、気軽に使うことができます。
しかし、稼働時間は短めな商品が多いので、通勤やプチツーリング向き。
ロングツーリング用途であれば、予備バッテリーを持つなど稼働時間を延ばす対策が必要です。
バイクからの電源供給なので、稼働時間を気にする必要がなく、ずっと暖かさが保てます。
デメリットは、グローブとバイク間の配線が邪魔であることと、バイク側の配線加工をするための費用が別途必要になります。
電熱ネックウォーマー
コミネ EK-304 USBエレクトリックネックウォーマー
- 3段階の温度調節
- 市販のモバイルバッテリー使用可能
- 肌触りのいいフリース生地
コミネのUSBエレクトリックネックウォーマーは、肌触りのいいフリース生地でできているので、電源を入れなくても充分暖かいです。
温度調節は3段階で、発熱箇所は前と後ろ。
バッテリーは別売ですが、市販のモバイルバッテリーが使えるので、すでに持っている人はバッテリーを追加購入する必要はありません。
商品レビューによると、街中でのヒーター温度は中で充分で、強だと低温やけどに注意するほど温かいようです。
電熱グローブ
RSタイチ e-HEATグローブ
- 給電方法が選べる
- 3段階の温度調整が可能
- 最大7時間(エコノミーモード)
- タッチパネル対応
RSタイチの電熱グローブは、特に冷えやすい指の周囲と手の甲部分が暖まるように作られています。
給電は別売の車両接続ケーブルか、専用モバイルバッテリーセットを購入する必要があります。
専用バッテリーの持続時間は、エコノミーモード(弱モード)なら最大7時間も保てるので、日帰りツーリングでもいけそうですね。
プロテクターつきのモデルやカジュアルなモデルなど、バリエーションもたくさん用意されています。
他の電熱グローブについても以下の記事で紹介しています!
電熱ジャケット
RSタイチ e-HEATインナージャケット
- 発熱部は背中と両肩
- 3段階の温度調節
- 専用バッテリーと車両接続が選べる
RSタイチのインナージャケットは3段階の温度調節が可能で、背中と両肩の部分が発熱します。
接続タイプは専用バッテリーと車両接続どちらも対応しているので、好きなほうを選ぶことが可能です。
コミネ エレクトリックインナージャケット
- 背中・両腕・首・両胸が発熱
- 電源は車両接続タイプ
コミネの電熱インナージャケットは、RSタイチと比べると発熱箇所が多いのが特徴です。
発熱部は背中・両腕・首・両胸の6カ所もあります。
接続は車両接続タイプのみ。バイクへの配線は必要ですが、稼働時間を気にせず使うことができます。
電熱パンツ
コミネ エレクトリックインナータイツ
- 発熱部はももからひざ、つま先
- 電源は車両接続タイプ
コミネの電熱インナータイツの発熱部は、モモからヒザ、そしてつま先。
つま先は冷えやすい部位なので、ここに発熱部があるのはとてもありがたいですね。
生地が薄めなので、上に履くパンツの制約はほぼないところも高ポイントです。
まとめ
本記事では、冬でもバイクでの通勤やツーリングを快適に過ごすための対策を解説し、防寒対策にオススメのバイク用品・グッズを紹介しました。
これらの防寒対策をやっていくことで、冬の通勤・ツーリングを快適に過ごしましょう!