梅雨が明けた!夏だ!バイク乗るぞー!
……暑すぎるぅ!!真夏でも快適にバイク乗る対策はないの?
ここ最近の夏は暑すぎて、バイクに乗りたくても乗ることをためらってしまいますよね。
かといって大した対策もせず衝動のままに走り始めると、最悪は熱中症になってしまう危険性があります。
そこで本記事では、夏のバイクツーリングを快適に過ごすための対策を解説し、暑さ対策にオススメのバイク用品・グッズを紹介します。
本記事を読むことで、夏にバイクへ乗るときの熱中症対策がわかり、快適なツーリングが楽しめるようになります。
夏のバイクの暑さ対策は4つ
夏のバイクの暑さ対策は、以下4つが基本です。
- 直射日光の対策
- 効率的な汗の気化
- 定期的な水分補給
- バイクからの発熱対策
それでは、それぞれの対策について解説していきます。
直射日光の対策
バイクに乗っているときには、できるだけ肌を露出せず直射日光を浴びないことが大切です。
夏の強力な紫外線であっという間に日焼けしてしまい、日焼けした箇所の火照りが続くことで、体力が奪われてしまうからです。
夏は何もしていなくても暑さで体力を消費するので、可能な限り肌を露出しないようにしましょう。
首や手首は露出しがちな箇所ですので、特に気をつけましょう!
以下は悪い例です。夏の沖縄なのにポロシャツ1枚でレンタルバイクをしたときの私です。この後、日焼けの痛みで大変なことになったのは言うまでもありません。
効率的な汗の気化
夏はどうしても汗をかいてしまうものですので、いかに効率よく汗を気化させるかがポイントです。
ライダー自身の通気性をあげることで、効率よく汗を気化させましょう。
通気性を上げる代表的なバイク用品としては、メッシュジャケットやメッシュグローブなどの各種メッシュアイテムです。
なんだかんだメッシュは通気性最強!
定期的な水分補給
これは暑さ対策というよりは、どちらかといえば熱中症対策になります。
よく聞くフレーズですが「こまめな水分補給」が本当にとても重要です。
夏は、何もしていなくても汗をかくことによって身体の水分がどんどん失われていきます。
「喉が渇いたな……」と感じたときにはもう遅いかもしれません。
そう感じる前に、こまめに水分補給をしましょう。
夏のツーリングは休憩多めくらいがちょうどいい!
バイクからの発熱対策
夏のエンジンからの熱気はとんでもないです。
特に大型バイクの熱気はすさまじく、足の間に火鉢を抱えて走っているような体感ですね。
薄いパンツをはいていたら、エンジンの熱気によって太ももが火傷になることも。
エンジンの熱気で火傷をしないよう、レザーパンツやヒートガードつきのパンツで対策しましょう。
暑さ対策におすすめのバイク用品・グッズ11選
これまでに解説しました暑さ対策のためにオススメするバイク用品・グッズは、以下のとおりです。
- メッシュジャケット
- 冷感インナーウェア
- リキッドウインド
- メッシュグローブ
- エアーヘッド
- THANKO 水冷クールベストLite
- マクナ クーリングベストエボ
- ネックウォーマー
- ネッククーラー
- ヒートガードつきメッシュパンツ
- メッシュシートカバー
- おまけ:制汗シート
それでは、それぞれのバイク用品について紹介していきます。
メッシュジャケット
メッシュジャケットは、その名のとおりメッシュ素材でできたジャケットで、通気性に優れています。
通気性を重視したフルメッシュタイプと、カジュアルな服装に合わせやすいハーフメッシュタイプがありますが、真夏に着るならフルメッシュタイプ一択です。
このあとに紹介する冷感インナーウェアと合わせて着ると効果が高まります。
冷感インナーウェア
冷感インナーウェアは、触ると冷たく感じる素材でできたインナーのことです。
速乾・伸縮性に優れており、着心地がいいものが多いです。
その中でも「氷撃 フリーズテック」は、電熱ウェアHEATECH(ヒーテック)を取り扱っている会社が開発しているだけあって、高品質でオススメ。
裏地の特殊な冷感プリントが汗を吸収することによる吸熱反応で、生地自体の温度を下げるという仕組みです。
メッシュジャケットと合わせて着ると、走行風による気化熱により冷感効果がさらにアップします!
長袖と半袖がありますが、できれば長袖のほうをおすすめします。
半袖の場合は腕の汗がライディングジャケットへ直接触れることになってしまい不快であること、冷感インナーは肌に触れることで冷たさを感じるものだからです。
リキッドウインド
冷感インナーウェアの進化形!?
男性用化粧品メーカーであるマンダムとRSタイチの共同開発により誕生したリキッドウインドは、腰につけたスプレーボトルから専用の冷却水をインナーへ吹き付け、走行風を受けることで胸部と背中を集中的に冷やします。
専用の冷却水は、マンダム独自技術によるメントール配合で、冷たさが長時間持続するようにできています。
インナーの温度は最大で5.2℃も低下!
発売された2021年には、モトライズを始めとしたバイク情報番組でも取り上げられ、YouTubeでも色んな人がレビューしており、注目のアイテムとなっています。
リキッドウインドは冷却水の吹き付け場所を見直すなど年々改良されており、2024年モデルでは冷却水ボトルを真空ステンレスボトルにすることで、冷却水の冷たさが長く保てるようになりました。
寒いという人もいるくらいの効果があります!
メッシュグローブ
メッシュグローブは、手の甲側にメッシュ素材を使用したバイク用グローブです。
メッシュジャケット同様、やはり夏用グローブはメッシュで通気性を確保しましょう。
最近は、スマホのタッチパネルに対応したモデルや、プロテクターつきのモデルもあります。
暑いからって素手は危ないですよ!
エアーヘッド
数年前から多くのバイク用品店で見かけるようになった「TOO WHEEL COOL エアーヘッド」。
ヘルメットの中にエアーヘッドを入れることで、頭皮との間に空間を作り出し、ヘルメット内部で空気が流れるようになります。
ヘルメットのベンチレーションを開けると、ヘルメットの中に風が通るのをしっかりと感じることができますよ!
また、ヘルメットによって髪の毛がつぶれてしまう悩みも軽減されるので、季節にかかわらずオススメです。
THANKO 水冷クールベストLite
冷感インナーウェアが空冷だとしたら、こちらは水冷!
いわゆる「水冷ベスト」と呼ばれるアイテムです。
背中のタンクに氷と水を注入し、モバイルバッテリーを電源として冷水をベスト内に循環させるという仕組みです。
電熱ジャケットの夏バージョンのようなものですね。
外気温との差は約10℃も下がります。
走行風に頼らないので、信号待ちでもずっと涼しいのが最大のメリット!
デメリットは約3時間しか効果が持続しないところですが、ショートツーリングや通勤・通学用と割り切ってしまったり、途中のコンビニで氷を買ってベストに注入することで対処はできますね。
MACNA Cooling Vest EVO(マクナ クーリングベストエボ)
こちらは「半水冷」といえる仕組みの水冷ベストです。
オランダのMACNA(マクナ)というメーカーで開発されたバイク用の水冷ベスト「Cooling Vest EVO(クーリングベストエボ)」。
ベストの背中の上にある注入口から水道水を入れるだけで、冷却効果はなんと5〜15℃も下がります。
走行風によりベスト内の水分を気化させて温度を下げる、という仕組みです。
冷却効果の持続時間は8~72時間。
外気温によって持続時間が変わるようですが、泊まりツーリングでもずっと効果が持続できるなんてすごいですよね!
ネックウォーマー
ネックウォーマーというと冬の防寒具をイメージされるかもしれませんが、ここで紹介するのは通気性の高い夏用ネックウォーマーです。
首周りを守るものを何もつけないとライダーの首は基本むき出しになるので、日焼けや熱中症の原因になってしまいます。
直射日光から首を守るために、UVカット率の高いものや冷感素材のネックウォーマーがオススメです。
ネッククーラー
身体を冷やすには大きな血管を冷やすことが大切と言われています。
その大きな血管の一つである首周りを効率的に冷やしてくれるのがネッククーラー。
スイッチを入れると、なんと2秒で冷たさを感じることができます。
専用バッテリーで最大2時間、10000mAhのモバイルバッテリーを接続すると最大20時間も連続して使用できます。
バイクのUSBポートから給電すれば、モバイルバッテリーの持続時間も気にせず使えますね。
本体重量はサトウのごはん1食分とほぼ同じ重さ(220g)なので、首への負担も大したことはありません。
防塵・防水仕様なので、急な雨でも壊れることがないのは安心ですね。
これなら信号待ちや渋滞のときも涼しい!
ヒートガードつきメッシュパンツ
パンツも夏はやはりメッシュが最強です。
しかしオールメッシュ&大型バイクの組み合わせは、エンジンからの排熱で火傷してしまうかもしれません。
そんなときは、足の内側にレザーのヒートガードがついているメッシュパンツがおすすめです。
エンジンの排熱による火傷を防止しつつ、メッシュの通気性で走行風をたくさん取り込んでくれます。
ヒザと腰のプロテクターも標準装備しているので、万が一のときにも安心ですね。
メッシュシートカバー
夏はバイクのシートに座っているだけでお尻が蒸れてしまいます。
それを防いでくれるのがメッシュシートカバー。
メッシュがお尻とシートの間にすき間を作ってくれるので、走行風が抜けることにより蒸れを防いでくれるという仕組みです。
また、休憩でバイクを炎天下に置いておくと、シートはアッツアツな状態になっています。
そんなバイクにまたがるだけで体力がどっと奪われてしまいますが、メッシュシートカバーは熱を吸収せず、シートがアツアツな状態になることを防いでくれます。
さらに、メッシュの厚みと柔らかさによりシートの座り心地が向上するという効果もあります。
値段の割に効果がとても高いアイテムです!
おまけ:制汗シート
夏のツーリングには制汗シートを持っていきましょう。
色んな対策をしても、ある程度の汗はかいてしまうもの。
休憩のときに制汗シートで顔や身体を拭くことで、心身ともにリフレッシュできますよ!
まとめ
本記事では、夏のバイクツーリングを快適に過ごすための対策を解説しました。
- 直射日光の対策
- 効率的な汗の気化
- 定期的な水分補給
- バイクからの発熱対策
そして、暑さ対策のためのバイク用品おすすめ11選を紹介しました。
しっかりと暑さ対策、熱中症対策をすることで、真夏でも充実したバイクライフを過ごしていきましょう。
以上、参考になれば幸いです!