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ビーコムとセナどっちのインカムがおすすめ?違いを13の観点で徹底比較

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いまやインカムはツーリングに必要不可欠な存在。

様々なメーカーからインカムが発売されていますが、その中でも人気なのが国内シェアNo.1であるサインハウスのB+COM(ビーコム)と、機種の多さで人気急上昇のSENA(セナ)。

どちらもそれなりにいいお値段なので後悔しないインカムを選びたいですが、どちらがいいのかわからない人も多いと思います。

そこで本記事では、ビーコムとセナのインカムの違いを機能別に比較しながら解説します

本記事を読むことで、自分に合ったインカムがわかるようになり、ツーリングがもっと楽しく快適になるでしょう

セナとビーコムをスペック・仕様で比較

比較の前提条件として、どちらもハイエンドモデル同士とします。

比較するモデル
  • ビーコム:SB6XR
  • セナ:クァンタムシリーズ50S
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まずはスペック・仕様での比較表です。

スペック・仕様ビーコムSB6Xセナ50S
Bluetooth Ver5.05.0
充電時間約3時間約2.5時間
本体サイズW107×H45.7×D23.6mmW102×H56×D27mm
重量53g64g
防塵・防水性能IP67不明
保証期間1年間3年間
最大連続使用時間インカム通話22時間
音楽再生24時間
Mesh通話:11時間
Bluetooth通話:12時間
最大通話人数6人Bluetooth通話:4人
オープンメッシュ通話:無制限
グループメッシュ通話:24人
通話距離不明2.0km
ユニバーサル通話
高音質サウンド
価格44,000円(定価・税込)48,840円(定価・税込)

次からは、ビーコムとセナそれぞれ優れているところをクローズアップして解説します。

ビーコムがセナより優れているところ

ビーコムのほうがセナより優れている点は、以下の6つです。

  • 最大通話時間
  • 充電時間
  • 取り付け・取り外し
  • 音楽の共有
  • 防塵・防水性能
  • 着せ替えプレート

セナとどのような違いがあるか、それぞれの機能を解説していきます。

最大通話時間

ビーコムインカム通話:最大約22時間
音楽再生:最大約24時間
セナMeshインカム通話:11時間
Bluetoothインカム通話:14時間

最大通話時間はビーコムのほうが圧倒的に長く、音楽再生のみの場合では驚愕の24時間です

セナも1日ツーリングの途中で切れることはないくらいのロングバッテリーなので、早朝出発して夜中に帰るようなハードツーリングでなければ、どちらでも問題ないでしょう。

充電時間

ビーコム約3時間
セナ約2.5時間

ビーコムのほうがやや長いですが、これはバッテリーの総容量によるものでしょう。

誤差といっても過言ではないと思います。

取り付け・取り外しの簡単さ

インカムの取り付け・取り外しはビーコムのほうが簡単。

ビーコムは専用のクリップやマジックテープでヘルメットへ取り付けます。

SB6Xの取り付けベース
SB6XRの取り付けベース(引用元:サインハウス

いっぽうセナは、スピーカーやマイクのハブである専用クランプユニットを介してヘルメットに取り付けるのですが、クランプユニットの取り付けには工具が必要です。

以下の動画はセナの20S EVOの取り付けですが、50Sも同じ手順です↓

一つのインカムを複数のヘルメットで使うなら、取り付け・取り外しが楽なビーコムがおすすめ!

音楽共有機能

音楽をグループ全体と共有できる「オーディオシェア」機能は、ビーコムSB6XRだけの機能です

みんなで同じ曲を聴きながら会話できるのは、ビーコムのハイエンドモデルならではの特権ですね。

防塵・防水性能

バイク用インカムは振動や風雨にさらされる過酷な環境に耐えられる性能が必要なので、防塵・防水等級が高いものがおすすめ。

ビーコムは完全防塵、水中に落としても壊れない保護等級IP67なので、突然の雨で壊れる心配はないと言っていいでしょう。

セナは公式に情報は掲載されていませんが、ネットで検索した情報によるとIPX5くらいのようで、強い雨にさらされて故障したというレビューも見かけます。

ただし、そのぶんセナは保証期間が3年もあるので、壊れたら修理すればOKでしょう。

(参考)防塵等級

等級保護の程度
IP0x保護なし
IP1x手の接近からの保護
IP2x指の接近からの保護
IP3x工具の先端からの保護
IP4xワイヤーなどからの保護
IP5x粉塵からの保護
IP6x完全な防塵構造

(参考)防水等級

等級保護の程度
IPx0     水の侵入に対して特に保護されていない
IPx1垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない
IPx2垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない
IPx3垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない
IPx4いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない
IPx5いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない
IPx6いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない
IPx7既定の圧力、時間で水中に没しても水が浸入しない

着せ替えプレート

SB6XRの着せ替えフェイスプレート
SB6XRの着せ替えフェイスプレート(引用元:サインハウス

ビーコムには、オプションパーツとして8種類の着せ替えフェイスプレートが用意されています。

ヘルメットに合わせて好きなカラーをチョイスできますし、日によって付け替えるなんてこともできます。

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セナがビーコムより優れているところ

セナのほうがビーコムより優れている点は、以下の3つです。

  • 最大通話人数
  • 通話距離
  • 保証期間

ビーコムとどのような違いがあるか、それぞれの機能を解説します。

最大通話人数はセナのメッシュ接続が圧倒的

ビーコムSB6XRは同時に6人まで通話することができます。

いっぽうセナの50Sは、Bluetoothによるインカム通話は4人までですが、50Sの最大の特徴はメッシュ通信機能。

グループメッシュという方式での通話は最大24人、オープンメッシュという方式ではなんと通話人数が無制限

6人以上の大人数でツーリングすることが多いなら、セナの50Sはとてもおすすめ!

通話距離

セナの通話距離はなんと最長2.0km。さまざまなインカムと比べてもトップクラスです。

ビーコムは公式での通話距離は公表されていませんが、実際に使っている限りでは500mくらいなのかな、という感覚です。

保証期間はセナが圧倒的

ビーコムも含め、どのメーカーも保証期間は1年間であることが多い中、セナのインカムは長期の3年間保証です

インカムのようなデジタル機器は、長く使うほど故障率が上がるので、3年間の保証はかなり心強いですね。

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ビーコムとセナどちらにも搭載されている機能

ビーコムとセナどちらにも備わっている、または同等である機能は以下の4つです。

  • 音質
  • 通話と音楽を同時に聴く
  • 大きさ・重さ
  • 他社インカム接続

どちらも高音質

音質面では同等と言えるでしょう。

ビーコムとセナどちらも高音質スピーカーが採用され、イコライザー機能も搭載されています。

ビーコム大出力D級アンプと高磁力ネオジムマグネットを採用した高音質スピーカーにより、史上最強の音質とパワフルな音圧を実現!
セナHarman Kardonのオーディオ職人により設計されたスピーカーにより、ワールドクラスのオーディオパフォーマンスを発揮!

通話と音楽を同時に聴ける

ビーコム、セナどちらもインカム通話とスマホからの音楽やナビの音声を同時に聞くことができます。

大きさ・重さは大差なし

大きさと重さについては、ビーコムのほうがわずかに小さく軽いです。

ただし、ヘルメットの重さに比べれば誤差を考えてよいでしょう。

ビーコムW107×H45.7×D23.6mm
53g
セナW102×H56×D27mm
64g

他社インカム接続

他社製インカムへの接続は、ビーコムとセナどちらも可能です。

まとめ:自分に合ったインカムを選ぼう

本記事では、ビーコムとセナのインカムの違いを機能別に比較しながら解説しました。

どうしても迷ってしまうなら、総合力が高いビーコムをおすすめします。私はビーコムSB6XRの前モデルであるSB6Xを3年以上使っていますが、特に不満はなく満足していますよ。

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【関連記事】ビーコムのハイエンドモデルSB6XRとスタンダードモデルONEの機能を比較しています。こちらも参考にしてみてください。

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ABOUT ME
トム♂
バイクに乗り続けて20年以上。 原付から大型バイクを経て、今の愛機はヤマハのMT-25。 いかに快適で楽しくバイクに乗るかを日々追及している。 本業は金融機関系のシステムエンジニア。 ほぼテレワークのため、快適なテレワーク環境を常に模索している。